ファーマシー未来堂 相田邦彦
唐揚げ、からあげ、カラアゲ なんと甘美な響きでしょう。単語だけでアノ香ばしさとアルアルのジューシーな噛み応え、そしてその何とも言えない「しあわせ」の味。思わず「ごはんください!」の満足感!
そうです、今回のヤクメシは老若男女泣く子も黙る「からあげ」様が主役のお話です。「からあげ」と一言で括ってしまえば簡単ですが、その種類、具材、味付けは千差万別!皆様の家庭でも「我が家の唐揚げは……」その薀蓄の長さに恐れ入りました!~くらいの伝統、技術、工夫が込められているでしょう。もはやそうです!からあげは家食の文化なのです。
そうあれは忘れもしない小学時代。貧しい(まだバブルが来なかった当時はそれでも中流よ)我が家では肉料理が少なかった。というか家が事務所で両親が業務を行う家内事業では匂いの強い料理は作れなかった。だから水曜日!業界が休みの日~我が家の超豪華絢爛料理が鶏モモ唐揚げだった事は想像に難くないでしょ。鶏のもも肉を酒、麹、塩、醤油、味醂、生姜で下味を浸けている銀色のbowl! 輝いて見えました.
阪千里の万博会場で見たKFC!衝撃的出会い。なんとデカイ唐揚げが存在するのかと!亜米利加にカラアゲでも圧倒されました。その時考えたのがデカイ物を食べればデカクなれるのかデカいからデカイ物を食べるのか?その疑問に応えるべくデカク食べ続けた私は肥満体となり6年生最後まで逆上がりの出来ない居残り練習組でしたが残念!効無く卒業。中学でも出来なくて、やっとこさ出来たのは大学1年生嬉しくてうれしくて蹴上がり逆上がりグルグル回りを、ずーっとやってました体育館の片隅で。
さて本題に戻って本日のお題は「鶏の三平」さんです。昭和35年創業の三平さん。ほぼ私と同級生です。私が生まれた頃、扇町の地で先代が立ち上げられ、その後同町内で移転、それから今の御主人 郷さん が秘伝の味を継承し成田桑原の地に移転したのち、私は初めて訪れました。会長になり少し慣れてきた頃、理事会後の食事会に皆とワイワイ出掛けたはいいけどもうすでに22時。小田原では遅くまで開いている食事も出来てお酒も飲める店が少なくて、当時確か夜中まで理事達のお喋りに付き合って開けてくれましたね。感謝です。しかしよく通いましたねー理事会以上に中身の濃い議論、多い酒、そして唐揚げ!理事全員太ったんじゃないかなぁ
写真1 写真2
続いて小田原駅前、旧職安どおり(現東通り商店街)の一角に店を構え、その後すぐに栄町店舗にて今に至ります。(写真1・2)老舗小田原ソウルフード いち番のお勧めは何といっても元祖唐揚げ定食(写真3)秘伝の味が衣とお肉に、唐揚げ通にはたまりません!私も還暦を迎えて胃酸分泌低下と蠕動低下によりKFCは卒業ですが、三平は大丈夫ですよ。
写真3 写真4
写真5 写真6
唐揚げは半身揚げと食べやすいバラ揚げも選べますけど、やっぱりジューシーなのは半身揚げ(写真4)ですね。唐揚げじゃないけど絶品なのが、「鶏モモたたき」新鮮さが売り物なので入荷無い時は御勘弁。(取材時も残念ながら品切れで写真撮れず( ノД`)シクシク…)そして永年続けてきた味の代表とも言える「鶏もつ煮込み」(写真5)ふぁわとろぉです。砂肝唐揚げ(写真6)麦酒が進む君。チキンボール(写真7)は懐かしい味。三平サラダはトッピングが「皮揚げ」。レバー(写真8)・軟骨・鶏だし茶漬け・寿雀卵の卵かけご飯・鶏鍋コース等々、わいわい楽しめるお店でもあります♪
写真7 写真8
豊富な日本酒、焼酎、尿酸高い方への勿論ホッピー、各種サワーも取り揃えてますよ♪お友達お誘いあわせの上、是非これからの忘年会&新年会シーズンでご利用ください🍻
店長 郷さんと一緒
〒250-0011 神奈川県小田原市栄町2丁目10-18 Tel.0465-24-3390
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