公益社団法人小田原薬剤師会 「地域連携薬局」「専門医療機関連携薬局」研修会を下記の通り開催します。

日 時 : 令和4年11月17日(木) 19:30~20:30

場 所 : Zoomオンライン

演 題 : ①「地域連携薬局」「専門医療機関連携薬局」とは

     ②それぞれの認定要件について

講 師 : 神奈川県健康医療局 生活衛生部薬務課 薬事指導グループ 

事前に質問をお受けいたします。メール・FAXにて事務所までお送りください。質問は会報同封の研修会お知らせチラシ裏をご利用下さい。(質問締め切り10月27日)

*会員限定研修会です。

研修単位の認定はありません。

申し込み

申込み締め切りました

 

2019年11月に成立した「改正医薬品医療機器等法(薬機法)」により、2021年8月に始まった「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」の認定制度は、いずれも「患者のための薬局ビジョン」(2015年公表)において示された「立地から機能へ」「対物業務から対人業務へ」の言葉通り、今後の薬局に求められる機能が具体化され、患者が自身に適した薬局を選択できるようにするためのものです。

また、3年後に迫る2025年を目指し準備が進められている地域包括ケアシステムでは、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができることを目指しています。その中で薬剤師・薬局はシステムを担う一員として、医療機関など関係機関と連携してその専門性を発揮し、安全かつ有効な薬物療法を地域の人々に切れ目なく提供する役割が求められています。

これらの事から考えると明らかですが、地域に根差したかかりつけ機能や専門性を持った「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」は国が求めている薬局の基準を表しています。今は目標のような捉え方で大丈夫かもしれませんが、なるべく早くこれらの機能を獲得し基準をクリアする必要があります。

施行後1年が経ちましたが、地域連携薬局の当会地域の認定状況は7件となっております。(令和4年4月30日時点、薬壺7・8月号掲載)

この研修会を通して、今一度、「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」の制度概要、認定要件を復習し、ご自分の薬局が認定までどのくらいの距離にあるのかをご確認いただけたらと思います。将来、淘汰される薬局にならないためにも、今こそ、積極的な認定に向けた動きを始めていきましょう。